うちの姫さま(6歳の娘)と1泊2日で、初めてのタンデムキャンプツーリングに出かけた記録。 その第2回目の記事であります。 前回は1日めの前半でした。今回はその続き=1日めの後半です。
前回の記事はこちら ↓
前回までのあらすじ
- 道すがら、「武蔵鶴」 で酒を買う
- 「洋食つばき」はしばらく休業中
- 国道140号沿いの焼き肉店 「たてがみ」 の豚丼が最大の収穫
- 長瀞駅周辺は観光地なんですねえ。けっこう混んでいる
- 山間のスーパーとしては十分なヤオヨシ太田店
- タンデムベルト必須。 なければ落車(笑
このあと今回は、
- キャンプ場に到着~設営~夕食
- 花火~姫さま、まさかの火傷~痛みに苦しむ姫
- 親切なお方が現れて感激~復活の姫
- おかあさんとビデオ通話で完全復活の姫
- おとうさん深く安堵してゆっくり呑んで寝る
という流れになります。
キャンプ場到着。
スーパーで買い出し後、埼玉県秩父市 「山逢の里キャンプ場」 に到着しました。
土曜日なので、けっこう混んでいましたね。まあ、最近はブームですし、これくらいは普通ですかね。
鬼滅の刃のコスプレをした子供を何人も見た(笑 着物まで着て本格的だわ。 ハロウィンだからかな。
このキャンプ場は場内に風呂があって、キャンプ客は自由に入れます。 本当は入りたかったんですが、そこそこ混んでいるし、今回は子供連れだし、色々面倒になってしまって入浴をあきらめました(笑 空いていればな~
ただ、ゴミが捨てていけるのは良いですね。 って、かなり料金の高いキャンプ場だから、それくらいは普通かも(笑 空き缶とビン、それ以外は燃えるゴミとして、ごみ置き場に置いていくことが可能です。 ペットボトルも燃えるゴミ。
料金ですが、2020年秋現在、
- オートサイト1区画 3,050円(税込み)
- 施設使用料 1人 1,000円(税込み)
です。
今回の我々の場合、人間が2人なので、3,050 + 2,000 = 5,050円ですね。 幼児料金はありません。
1泊で5,050円かあ。 オートキャンプ場なのでこれくらい当たり前でしょうが、昔からバイクツーリングをしてきた身にしてみると、高いなあとは思いますねえ。
サイトはごく普通のオートキャンプサイトですね。
今回は姫を連れてきているので、こういう初心者向きっぽい所の方が良いかと思ってね。
電話で予約する時に、現在まだ予約が空いているのでサイトを指定できると言われたので、あえて端っこのサイトを選びました。トイレからは遠くなるんだけど、静かな方がいいかな、と思って。 結果大正解でした。 キャンプ場の中央付近には、どんちゃん騒ぎの若者がたくさんいましたから(笑
2020年秋現在、予約は電話のみでした。インターネットでの予約はできません。
設営前にまず呑む。
テントを建てる前に、荷物も解いていないのに、まず呑み始める。
買い出しの時、その日必要な酒の量を計算するわけですが、設営タイムに呑む1本も忘れずに織り込む必要があります。
クルマの時はあまり気にせず多めに買ってしまったり、家から予備のビールを持ってきたりもするのですが、バイクだと荷物の量がシビアじゃないですか。 だから買い出しの時に真剣に検討します。 キャンプで酒が足りないって、ダメージ大きいですからね~
ただしツーリングの時は、非常用の酒としていつもスキットルボトルにウイスキーを入れて持ってきます。
これですよこれ。これがあればイザという時に安心です。200ml くらい入ります。
98年頃だったかな、当時はまだカノジョだった現奥さんが、私にプレセントしてくれたんですよ。 たしか東京・恵比寿の駅前のモンベルで、欲しいと言ったら買ってくれたんだっけ。 3,000円くらいだったかなあ。 それ以来、ずっと愛用しています。
そのような経緯で入手したスキットルボトルなので強い思い入れがあり、紛失するのが怖くてキャンプに持って行きたくないと思うこともしばしばです。 しかし奥さんは、私がキャンプでこれを使うために買ってくれたわけですから、やっぱり持って行きます。
酒は足りている時でも、焚き火見ているうちにウイスキーが呑みたい気分になることも多いので、必ず持って来るようにしていますね~
モンベルで買ってもらったものだけど、モンベル製ではないような気がする・・・ブランド名などは刻印されてないですね。 いま確認してみたら、底に STAINLESS STEEL 7oz とだけ刻印されてます。
これ以外に刻印なし。 どこのメーカーのものかなあ?
記事を書きながらこの写真を撮ったりしているうちに呑みたくなり、今ひとくちグビリとやりました
ぷはーー 夕飯前の空きっ腹にウイスキーは効くなあ
あとね、これも設営前の非常に幸せな瞬間
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ブーツを脱いでサンダルに履き替える <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
いやー 最高
このブーツは、オフハウスというブックオフ系の中古品店で 2,000円くらいで買ったやつです。 コロンビアというアウトドア系のメーカーですね。
合皮製の、いわゆるトレッキングシューズというやつだと思います。 いずれバイク用のブーツを買おうと思っているのですが、しばらくはこれでなんとかする予定。 バイク用品やキャンプ用品で他にも欲しいもの、必要なものが多すぎて、なかなかブーツにまで回らない(笑
サンダルは、おそらくダイソーとかの安物です。 今回は1泊2日なのでこんなサンダルを持ってきちゃったけど、ロングツーリングの時はもうちょっとマシなスポーツサンダルを持って来ることが多いです。
というのは、テントサイトで使うだけではなく、例えば観光地を少し歩くとかそういう時に使いたいことも多いからです。重いブーツのままだと疲れるし、バイクを降りたら軽快に歩きたいじゃないですか。
でも500円以下くらいの、クロックスのパチモン系な安物サンダルは、歩き回るのにはつらい。 靴底が異様に薄いため、路面が少しでも凸凹していると痛いんですよね。
バイクにスマートに積めて、かさばらず、軽くて歩行性能に優れたスポーツサンダルはないかなあ。 さらに、そういうサンダルを収納するのにぴったりのケース、ないかなあ。
さっさと設営すればいいのに、自分のバイクが好きすぎて、ついつい眺めまわしたり(笑
なんか自己陶酔ですみません(汗 いつもこうして、飽きずにマグナを眺めています。 この角度が最もカッコいいかな・・・とか思いながら。
それにしてもタンデムだと荷物が後ろに偏りすぎですね。荷物が、すごく後方に飛び出してしまっている。 もうちょっと工夫できるかなあ。
サドルバッグ(=サイドバッグ、振り分けバッグ)は、かなり小さいタイプのものを使っているので、これを大型化して、キャリアに積む荷物を減らすというのも手っ取り早い方法だとは思っています。でもけっこう気に入っているんだよね、このサドルバッグを。
ラフ&ロードの、HB シングルサドルバッグ コットンカーキ というやつですね。 小さいためあまりたくさんは入らないけど、その小ささがけっこう気に入っています。 見た目がマグナに似合っていると思うし、小さいゆえにあまり下に垂れ下がらず、サドルバッグステーがなくてもタイヤと干渉しないのが良いポイントです。 いずれ単体の紹介記事でも書こうと思います。
設営しますよ。姫と遊びながら。
そろそろ設営したいのだが、姫にせがまれてドッヂビーで遊ぶ
ドッヂビーいいですよね。布でできたフリスビーみたいなやつ。軽いし柔らかいので、バイクツーリングでも持っていきやすい。 無理にバッグに押し込むと、変形してちゃんと飛ばなくなるけど(笑
ドッヂビーに飽きたら、おやつタイム
いつもより贅沢気味にお菓子を買ってもらって上機嫌の姫
なにせ接待ツーリングですよ(笑 食材の買い出しの時に、本人のリクエストを聞いてお菓子なども少し贅沢めに与えてます。 姫さま上機嫌です。 まんまと俺の術中にハマっている。
「おとうさんとツーリングにでかける = お菓子買ってもらえたり、いろいろイイことがある」 という観念を刷り込むのです。 だって俺は、何度もこいつと旅に出たいんだ。 これくらいお安いご用だ(笑
ようやく設営を始め、その横で姫はシャボン玉に興じる
シャボン玉のような、ひとり遊びができるアイテムを持って来て良かったですね。 ひとりで遊ばせておく間に設営ができますからね。 姫もテントを建てるのを手伝いたがるのですが、まだ6歳ゆえに出来ることが限られていて、効率だけで言えば足手まといです(笑 ポールにインナーのフックをパチンとひっかける所くらいは、やらせてあげます。
空きっ腹にビールが沁み渡る。
明るいうちから夕飯にしたいな、などと思う。
チラチラと子供を見ながら、俺は手を動かし続ける。
幸せな時間であります
ようやく設営完了。
今回は、すんげえ昔に買ったアクシーズクインのタープをテントに接続してみた。 古いので防水性はもうダメです。 縫い目にはシームシーラー塗ったし、全体に撥水スプレーもぶっかけた。でもそこそこの雨の時に使ったら、雨ダダ洩れでした(笑 とはいえ夜露しのぎには十分かな。
タープも張らずに、キャンプ道具を盛大に放置したままテントに入って寝てしまうグループをよく見ますが、夜露でひどいことにならないんだろうか・・・・まあ、私も酔っぱらって放置しちゃうことはたまにあるんですけど(笑
それにしても、サイトに車両が乗り入れできるって重要ですよね。 荷物運びが楽なのと、防犯上安心なのはもちろんですが、それよりもやっぱ、焚き火しながら愛車を眺めていたいじゃないですか。これができるのとできないので、QOC(Quality of Camp キャンプの質)が全然違いますね(笑
あ、このキャンプ場、地面がけっこう硬かったです。鉄ペグがあった方がいいですね。 鉄ペグは重いので、バイクの時は持って来る本数を制限しています。本当は全部鉄ペグにしたいんだけども・・・。
テントと焚き火宴会場の準備ができたので、薪をゲットしに行きましょう。薪がないと夜はつらいぞ。 管理棟で売っています。 一束450円でした。割と良心的な値段ですね。500円とか600円のところも多いですからね。 二束買いました。
ただし、薪の種類は針葉樹でした。スギかな。
針葉樹の薪は、着火しやすい・短時間で火力が上がりやすいのがメリットですが、火持ちしないのがデメリットですね。すぐに燃え尽きちゃう。 広葉樹はその逆ですね。着火しづらいし、火力が上がるまでに時間がかかる。しかしその分、長持ちする。 用途にもよりますが、私は広葉樹の薪の方が好きですね。
私ね、家でも薪を焚くんですよ。我が家の暖房が薪ストーブなのです。 なので普段から大量の薪を扱っています。ストーブで使う薪はよく乾燥させねばならないので、丸太を割って薪にしたらだいたい1年から2年干します。 とてもよく乾いた薪になるので、着火もしやすいです。
でもここ最近、キャンプ場で売っている薪は、なんだか乾いてないのが多いですね。 アレですかね、近年のキャンプブームで薪が大量に売れるため、生産が追い付かなくて、十分に乾燥していない薪を販売してしまっているのでしょうかね?
このキャンプ場の薪も、お世辞にもよく乾いているとは言い難かった。乾燥期間1~2週間とかなんじゃないかな? この手の細い針葉樹の薪なら、2~3ヵ月くらい干せばいいような気がするんだけど、たぶんそこまで干してないな、と思いましたよ。 着火しづらかったですから。
クルマならば、家から薪を持って行くんですけどねえ。よーく乾燥した広葉樹の薪が、大量にあります。でもさすがにバイクで、しかもタンデムで薪を家から持参するって、無理ね(笑
薪ゲットのついでにトイレもチェックしておきました。
フツーに綺麗なトイレでした。しかし残念ながら、シャワートイレではなかった。 シャワートイレ大好きです(笑 全国のあらゆるトイレをシャワートイレにして欲しい。 また、私はヒザがあまり良くないので、和式は大の苦手です。 全国のあらゆるトイレから、和式を撲滅させたい。
あと、車椅子用の大きな個室がありました。姫がトイレの時は基本、ここに入ってさせてました。 私が女子トイレに入るわけに行かないので(笑 まあ、姫が男子トイレに入るのはまだ平気ですね。6歳ですからね。
このトイレ棟以外に、もうひとつトイレ棟がありましたが、未調査です。 帰ってからインターネットで調べると、そちらはどうやら古くて和式しかないみたい。 お風呂棟と一緒になった新しい方のトイレ棟を使う方が良さそうですね。
焚き火。そしてディナータイムですよ。
夕方になるとイッキに寒くなりました。さあ焚き火ですよ。
スノーピークの古いタイプの焚き火台です。クソ重いです。 でも堅牢でとても良いと思っています。
最近は色んなタイプの焚き火台がありますね。バイクで持って行きやすい、軽いやつを探してみようかなあ。
焚き火。 愛車。 そして愛娘。
最高かよ。
いまここは、幸せ以外のものが無い。
さあ、ごはんですよ~
姫の晩御飯は、本人の強い希望により、プリキュアカレーです。
レトルトカレーも、キャンプの定番ですね。最近のキャンプブームもあってか、皆さんもっと手の込んだ、見栄えのするオサレメシを作ったりしているようですが、なぜかうちは、あんまりオサレにできないんだよね(笑 野暮ったいメシが多いような気がする。でもいいんだ。これがうちのスタイルなんだ。
ご飯はコッヘルで 1.5合くらい焚きました。ダイソーメスティンでやりたかったけど、2人分の米を炊くにはちょっと容量が小さすぎる気がしたので、今回は持ってきませんでした。
チーズオムレツも作りましょうね。
材料は、家の冷蔵庫からかっぱらってきた、
- 生玉子
- ピザチーズ
- ソーセージ
- コンソメとか塩とか適当に調味料
- サラダ油
です。
スキレットを熱し、煙が出たら油を入れて、油がテロテロになったらソーセージを入れてサッと炒めます。 玉子とピザチーズと調味料をシェイクしたネタをスキレットに流し込んで、フタして待ちます。そんだけ。
火力によりますが、ちゃんと予熱したスキレットで作れば、ネタを投入してから1分から2分くらいの過熱、あとは火から降ろして余熱で1分とか。
美味いんですよこれが~ 家の台所でも簡単にできますね。
フタ付きのスキレットで作ればふんわりしますね。フタがないとふんわりは難しい。 フタも独自に加熱しておくとなお良い(上からも熱が加わるからでしょうかね)。
ソーセージはハムとか魚肉ソーセージでもいいし、なんなら無くてもいい。ピザチーズがそこそこ塩分を持っているので、調味料入れすぎ注意ですかね。 味を付けずに、あとからケチャップかけて食べるのも美味いですね。
牛肉も食べましょう。牛丼用の肉が安かったのでね。
熱したスキレットに油をたらし、牛肉投入、スティックシュガーをふりかけて、醤油ぶっかけて炒める。そんだけ。
これをご飯に乗せたらそりゃもう美味いわけですよ。
すんげえテキトーなのに美味い。アイラブ牛肉。
っていうかアイラブ白飯ですね。白飯は何と組み合わせても美味い。
それにしてもスティックシュガーって便利ですね。すでに小分けされているわけで。すき間に入れられるし、ツーリングで大いに使えます。
次はデザートタイムです。 これはデザートになるのか?(笑
焚き火xマシュマロ=うっとりの姫
すんごく甘いんですよね~
正直、おとうさんにには甘すぎてそんなに好きではないんですが、子供も奥さんも、これ大好きですね。
花火。そして痛恨の火傷。
管理人さんに聞いたら、サイト内で手持ちの花火はOKだそうです。
ということで食後は花火タイムです。焚き火から着火できるのでらくちん
・・・かと思いきや。
姫の異変に気が付きました。
大好きな花火をやっているのに、ちっとも楽しそうでない。
それどころか、よく見たら苦痛の表情で涙を流している。
ええ・・!? ど、どうしたんだ姫!?
聞いてみると、指が痛いと言う。
指を見てみると・・・
あっ 水ぶくれだっ
どうやら焚き火か、花火で火傷をしてしまったようです。
いつ火傷したのかと聞いても、わからないと言います。焚き火から着火させようとしたのが悪かったのか・・・
ちょっと手が熱そうな顔をしたのに気づいたので、すぐに中止して、それ以降おとうさんが着火して手渡すようにしていたのですが・・・・もしかしたら自分でやった最初の1回で火傷してしまったのかも知れません。
火傷はとにかく冷やす!
と教えられて育ったので、炊事場に行って流水で指を冷却しました。
寒いので、だんだん冷たい流水がつらくなってくる。 いったん中断してテントに戻る。 でも5分くらいしてまた痛いと言い出す。 再び炊事場で冷やす。 これを何回も何回も繰り返しました。
・・・姫がね、痛い痛いと訴えるわけでもなく、泣きわめくでもなく、文句を言うでもなく、たださめざめと涙しながら、苦痛の表情をしているのですよ(;_;)
泣きわめいてもいいのになあ。
まだ6歳だからなあ。
でも耐える以外の術を知らなくて、
じっと我慢しているんだなあ。
文句も言わず、怒りもせずになあ。
お前、いい子だなあ(;_;)
その姿があまりにもいたいけで、哀れで、ちょっと泣けました(T_T) おれのせいかも知れないんだよな。 ますます泣ける(T_T)
せっかくのキャンプが、痛々しいことになってしまい、おとうさんも意気消沈していました。 大人なら、「やっちまったもんは仕方ない」と割り切って、キャンプを楽しむモードに戻ることもできるでしょう。 でも6歳の姫には当然、そんなことはできない。痛みが引かない限り笑顔は戻りません。
今は冷やすことしかできない。今晩はそれをひたすら続けよう。
笑顔がなくても仕方ない。楽しい夜じゃなくても仕方ない。
痛みが引くまで、ひたすらお世話しよう。
と覚悟しました。ま、親ですから当たり前ですね。
見ず知らずの人に親切にしてもらって感激。人の情けが身に沁みる。
こうして何度も何度も炊事場に通い、流水で冷やすことを繰り返していました。
そしたらですね。 よその家族のおとうさんが、我々の姿を見ていたらしく、声をかけてきてくれたんですよ。
あっ! やけどですかっ!!
いますぐ氷を持ってきますっ!!!
って、このおとうさん、ダッシュで自分のテントに向かう。
横に居たその奥さんも、
って。
で、おとうさん、秒速で板氷を持って来てくれて、
って。
このおとうさん、私もなんとなく見覚えがありました。 こちらは指の冷却のために何度も炊事場に通っており、向こうは洗い物かなにかで炊事場に何度か来ていたようなので、お互いにその姿を見かけていたんだと思います。
あまりにも急に親切にされて、びっくりしてしまって、
え、あの・・・いいんですか・・・?
などと私が恐縮していると、
このおとうさん、顔をくしゃくしゃにして笑いながら、
娘さんの指、冷やしてあげて下さい!
って。
わあ、見ず知らずのおれたちに、こんなに親切にしてくれて(T_T)
いい人たちだなあ(T_T)
暗いキャンプ場の中を、ダッシュで持って来てくれたよなあ。
本当に人柄が良い人たちなんだなあ。
人の情けが身に沁みます(T_T)
こうして人の情けに触れて、ヒジョーにココロ暖まりました。 痛がる姫を見て私自身もかなりションボリしていたところに、こんなに優しくしてもらっちゃって、白状しますが、涙止まりませんでした。丁重にお礼を言ったつもりなのですが、なんかこう、胸がいっぱいになっちゃって、ちゃんと言葉になってなかったかも知れません(汗
テントに戻り、頂いた氷で冷却を続けたので、炊事場に何度も通う必要はなくなりました。そして30分もしないうちに、痛みが取れてきたと姫は言います。
わあ、良かったなあお前。
お前は冷たい流水でがんばったし、
親切な人にも助けられたからだよなあ。
ありがたいことだよなあ。
私は、過去にも旅先で、人に親切にされた経験はたくさんあります。 あるとき、「野辺山タンデム・ガス欠事件」 ってのがあって、老夫婦の温かい心に触れました。 それ以来、旅先で困っている人に出会ったら必ず助けよう、と心に決めているのですが、なんだかいつも私の方が助けられてばかりです。 この話は、またいつか書きます。
おかあさん最強説。ここでも救われた。
痛みは取れてきたものの、まだ元気がない姫。
今日はもう寝るしかないか・・・
と思っていたのですが、ふと思いついて、家にスカイプでビデオ電話をかけてみました。
そしたらなんと・・・おかあさんが、酔っぱらっていた!
今日はおかあさんの大好きな B’z のオンラインライブ配信だったそうです。 ワインをぐびぐび呑みながらライブ鑑賞した直後だそうで、すっかりデキ上がっていました(笑
普段はそんなに吞まない人なのに、今日はライブ観ながらずいぶん呑んだらしい。ヤヴァい。ヘラヘラしている。無駄にテンションが高い。
これを見た姫が、喜びましてねえ。
酔っぱらってハイテンションになっているおかあさんとスマホで会話するのが面白いらしく、姫さま爆笑ですよ。
やっと姫に笑顔が戻った(;∀;)
姫は三人兄妹の一番下なんですが、やがて兄や姉=アニキ(長男15歳) や おねいちゃん(長女13歳)もビデオ通話に登場し、酔っぱらったおかあさんに引きずられて何やら3人とも異様なハイテンションです。 極めてカオスなビデオ通話になりました。
すっかり元気になった姫(;∀;)
よかったなあ(;∀;)
キャンプ場からスマホで、家族とビデオ通話。 元気をなくしていたおれたち二人のキャンプ組も、超元気になってしまった。 おかあさんにも、兄・姉にも、スマホにも救われましたよ。 ありがてえ。 いい時代ですね。
親切な人に優しくしてもらった
姫は元気になった
おかあさんは家で上機嫌
火傷は俺のせいかも知れないと思ってココロ沈んでいたからなあ。 おとうさんは深く深く安堵し、再び涙するのでした。ああ良かったわ・・・。
テント内でまた呑んで寝る。二人いると暖かい。
じきに姫は椅子で寝落ち。テント内に誘導して寝かせました。
私はもうちょっと呑みたかったので、テント内に移動し、日本酒などをちびちびとやります。 姫の寝顔を肴に深酒(笑
ここに来る途中で偶然見つけた酒蔵 「武蔵鶴」 の酒を呑みました。うん、説明された通り、ほんとに辛口だった。
それにしても温かい。外気温が6℃くらいで、テント内は13℃くらいあったかな。人間が2人いるので、そのぶん暖かいのだと思います。さらに、ガスランタンを焚いて暖房したら、16℃くらいになりましたね。
最近全盛の LED ランタンですが、ガスやガソリンのランタンと違って暖房にはならないんですよね~ 寒い時期の家族キャンプの時は、でかいコールマンのテントの中で、ノーススター2000みたいな大きなランタンを焚くこともあります。暖房のためです。ランタン暖房最強説です。照明として機能しながら、室温も上げてくれるという。
ただし火事注意! このテントのインナーにも、ランタンで空けてしまった穴あります。 ガムテープで補修してある。 あと、喚起注意ですね。 密閉された中で火を焚いたら一酸化炭素中毒です。 だから入口のファスナーを少しだけ空けておきます。 まあ、テント内で火の出るランタンを焚くのは、基本的にはやらない方がいいでしょうね(笑
2週間前、日光湯元温泉キャンプ場でキャンプした時は、とにかく地面からの冷気がつらくてつらくて・・・そこで今回は敷物を充実させました。 二人ぶんですが、銀マット3枚、リッジレスト1枚、サーマレスト1枚です。 やりすぎですね(笑
でも、サーマレストの強力さを再認識しました。リッジレストなんかと比べて重いので、最近はあまりキャンプに持って行ってなかったんですが、今回あらためて使ってみて、寝心地がいいのもあるけど、地面からの冷気の遮断性にとても優れているということを再認識しました。 これはまたいずれ記事を書きたいと思います。
さらにシュラフも、3シーズン用と冬用を重ねました。超暖かったです。っていうか暑かった(汗 前回のキャンプであまりにも寒い思いをしたので、ビビり過ぎました。日光湯元温泉は標高 1,500メートルだからなあ。ほんとに寒かった。ここはそうでもないや。朝方は2℃くらいまで下がるみたいですけど、この装備なら全然平気ですね。
いい感じで酔っぱらって、寝ました。 Day1 終了。明日に続きます。
Day1-2 終了。
ということで、1日目後半の記録も終わりです。
- キャンプ場到着、楽しく設営
- キャンプメシ 美味かった
- 焚き火でマシュマロ
- 姫さま まさかの火傷。苦しむ
- 親切なお方に助けられる。感謝しかない
- 自宅とビデオ通話したらおかあさんまさかの酔っ払い。姫完全復活
- おとうさん安堵して深酒。寝る
次回は2日目。つまり帰宅する日です。
次回予告。
- 朝から焚き火して、ゆっくりメシ食べます
- 姫と遊びながら、ゆっくり撤収します
- 昨晩の親切なお方に遭遇! またもや手厚いアフターケアを(;∀;)
- ほとんど昼頃になってからキャンプ場を去ります
- 美味いわらじカツ丼、そして美味いジェラート食べます
- おかあさんへのお土産=美味そうなチーズを買います
- 居眠りし過ぎの姫を乗せて、家路につきます
- 暗くなってから帰着。 完結します
こんな感じかなあ? よろしければ次回も読んでやって下さい。
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