おかあさんにマグナフィフティをお届けする旅。day0。(序章)

Magna50 ツーリングの記録

おかあさんに、マグナフィフティをプレゼントすることにしたんです。

「おかあさん」というのは、私の奥さんのことです。 我が家の中では「おかあさん」と呼ばれているので(笑

ヘルメット選び中のおかあさん(=私の奥さん)

いつかおかあさんにもこのブログの記事を書いてもらいたいと思っていて、その時には昔からのハンドルネームである「あちゃん」を名乗るかも知れません

つまり、奥さんにバイクを買ってあげるということです。 「買ってあげる」なんて言ったらちょっと恩着せがましいですね(笑  私自身が、奥さんと二人で2台のマグナを連ねてツーリングするという夢を抱いたため、その実現に向けてバイクを贈呈したという話です。

以下数回に渡って記事を書きます。 おかあさんに贈呈するマグナを探し、見つけ、私が新幹線で大阪までおもむき、マグナ50を大阪のバイク屋で受領し、そのままマグナに乗って 500km 離れた関東の自宅に帰還するまでの旅の記録です。

ただし今回はその序章です。

  • ネットでバイクを探し
  • バイク発見
  • 詳細な写真を送ってもらって車体の状態を確認
  • ボアアップなど追加作業もろもろ相談
  • 支払い・契約
  • 整備作業の詳細を写真に残してもらう

という、旅の前の段階、購入に関する記事です。 ネットで中古バイクを買おうという人に、参考になるかも知れません。

実際に購入した金額についても書いてあります。 高かった(笑

序章。おかあさん、時が来たぞ。

おかあさん、あなた若い頃、マグナフィフティを欲しがってたよな?
雑誌に載っていたマグナフィフティのページを切り抜いて、持ってたよな?

23年前に俺がVツインマグナを買った理由は、おかあさん、
あなたがあの時「マグナが好き」と言ったからだよ?

そして今年、俺は23年ぶりにマグナに回帰したよな。

こうして俺が再びマグナに乗るようになった今、おかあさん、
あなたも、昔欲しかったマグナフィフティに乗る時期が、来たんじゃないのか。
今、とうとうその時期が来たんじゃないのか。

俺とマグナを2台連ねて、旅をしてみないか。


その昔、1997年、私の奥さん(おかあさん)がまだ奥さんではなくカノジョだった頃、私はVツインマグナを買いました。 彼女が 「マグナが好き」 と言ったからです。 彼女自身も、マグナ50をなんとなくいいな~って思っていたんです。小型自動二輪免許も持っていました。バイク雑誌のマグナ50のページを切り抜いて、持っていたりもしました。

雑誌の切り抜き。 さっき撮影。 雑誌名は不明

↑ これが現存するその切り抜きです。いまだに手元に持ってます。 記事を読むと、この雑誌が出たのは1996年のようです。

でも、結局おかあさんは購入の決断には至らず。 そのまま時は流れ、ついに買うことはなかったんですね。

その後、私のVツインマグナは買って半年で盗難に遭ってしまいました。 そして1~2台のバイクを乗り継ぎ、23年後の2020年、私は再びマグナに回帰したのです。

2020年3月 納車ホヤホヤのVツインマグナSと、おれ。

なつかしのマグナに再び乗ることができて、非常に満足でした。 ますますこのバイクが好きになりました。

こうして自分にとって2台目のマグナに乗り始めて数か月、ふと、あるアイデアが浮かびました。

そういえば昔、おかあさんはマグナ50を欲しいって言っていたよな・・・

俺が乗るVツインマグナの横に、おかあさんのマグナ50があったら、すんげえステキじゃないか・・・?

夫婦でマグナを大小2台連ねてツーリングするって、すんげえエモーショナルじゃないか?

それ、やりたいな・・・!


こんなステキアイデアを思いついてしまったからには、なんとしても実現させねばならなりません。 居ても立っても居られなくなった私は、おかあさんをコトバ巧みに幻惑しました。

バイクツーリングの魅力
昔欲しかったマグナ50を、今こそ所有する喜び
ゆっくり温泉旅したいよなー

とか(笑

やがておかあさんは、
まんまとその気になりました(/・∀・)/

こうなれば善は急げ。 すぐに車両を探し始めましたよ。

極上の玉を探せ! あ、あった。

車両探しはもちろんインターネットで検索です。 レッドバロンなどのお店に相談するのも良いと思ったのですが、まずはグーグル先生ですよ。

しかし、とっくに生産終了しているマグナ50です。そこそこ玉数は多そうな気はしたのですが、果たして程度のいい車両があるものなのか。 なるべく高年式、つまりなるべく最近に生産された新しい車体が良いですね。 マグナ50 は1995年に初登場、2007年に生産終了です。最後期の車両ないかな~ 

ホンダ・マグナ - Wikipedia

↑ ホンダが過去にリリースしたマグナの全種類。
750ccが3種類、250cc(Vツイン)、50cc(フィフティ)ですね。

しかも、どノーマルのマグナ50が欲しいのです。 私も、おかあさんも、派手なカスタムはあまり好みません。 マグナ独特のあのフォルム、あのたたずまい、あのマフラー、あのスタイリングが好きなんですね。 

しかし、世の中のマグナ好きの皆さんは、カスタムを好む傾向にある。 マグナ50も、ハンドルやマフラーがカスタムされたものが多いですよね。 中古車を見ても、カスタムされた車両の方が多いくらいに見えます。 カスタムされたマグナもカッコいいとは思いますが、我々夫婦はどノーマルがいいのです。

ということで、なるべく新しい、もしくは走行距離が非常に少ない、かつどノーマルの車体が見つからないかな~

・・・って検索したら、え? なにこれ? 
一発で出てきた! 極上の玉が!

↓ クリックで大きな画像が出ます。
走行距離、価格、お店からのPRコメントなど、詳細が分かります。

上の画像が、その時のスクリーンショットです。 バイク販売でおなじみの、グーバイクですね。 全国のバイクショップが、売りたいバイクを、総合販売サイトであるグーバイク上に載せているという仕組みだと思います。そのグーバイクで、非常に程度の良いマグナ50が、あっさりと見つかってしまった。

  • なんと走行距離わずか319km
  • 室内保管と思われる、痛みの少ないピカピカ車体
  • ワンオーナー車


こんな極上のマグナ50が、大阪のバイク屋で売りに出されていたのです。

走行距離319km だと? 
まだ慣らし運転も終わってないじゃないか ( ゚Д゚)


写真を見る限り、非常~に綺麗な車体だな!
以下、グーバイク上での販売ページに載っていた写真をスクリーンショットしたものです。

コムスターホイール。美しい
タンクも、エアクリボックスカバーも、美しい
エンジンもサイドカバーも美しい
リアフェンダーも美しい
マグナと言えばこのマフラー  美しい
減算歴なし。 正真正銘の 319.5km

実際はこの後、もうちょっと詳細な写真を送ってもらって、各所にキズやサビがあることが判明しています。 ですが、それでもダメージの程度は十分浅いです。 20年以上経過した車体としては、驚くほどの低ダメージでピカピカであることは間違いない


こういう時は、迷ってる余裕なんてないですね。 誰かに買われちゃったらハイそれまでよ。 マグナ50でこんな極上の玉は、たぶん一生出てこない。

これ、バイクの神様が俺たちに微笑んでいるね、おかあさん! 
いつ買うの?
今でしょ!!!


即断で購入しました。あっという間だった。

値段は高かったけど、これでいいんだ。 俺たちは、ボロくて安いやつではなく、高くて程度が良いやつが欲しかったんだ。
バイクの神様ありがとう (/^∀^)/

高い。だが良い。取りに行きます。

それにしても高い(笑
1995年の発売当時の価格は

 29万9,000円

です。 これでも当時の原付バイクとしては高い方でしたね。

今回の車両はこの時点では年式不明ですが(のちに判明)、シルバーの車体色とタンクのエンブレムデザインから判断するに、おそらく初期型です。つまり最低でも20年は経過していると思われる車体です。 それが、

 36万9,000円! 

当時の定価より高くなっちまってるよ(笑

ホンダ (HONDA) マグナ50(マグナフィフティ) | MAGNA 50(MAGNA FIFTY)
マグナフィフティ(マグナ50)は、ホンダ横型エンジンを搭載した、原付1種のアメリカンカスタムクルーザーとして、1995年4月に発売された。250ccのVツインマグナをそのままスケールダウンしたかのような、ロー&ロングフォルムだが、搭載するエンジンは、スーカーカブやモンキーと同系の49cc空冷4スト単気筒で、4速ミッショ...
↑ここを見ると、マグナ50の各年式の色やエンブレムの違いが分かります。 今回購入したマグナ50は、95年モデルですね。 ただしこの車体の製造年は、この時点では分かりません。果たして、95年モデルのシルバーのマグナは、何年まで製造されていたのか・・・情報募集中。

ただし今回購入した車体の製造年は、親切なバイク屋さんのおかげで、このあと判明します。後述します。


整備費や自賠責保険を付けた最終的な乗り出し価格は、39万6,000円です。 うーん高い。でもいいの。買うよ。

いいか、おかあさん。 お金のことは心配するな。
俺がちゃんと工面する。
こういうのは、安物を買ってはいけないんだ。
むしろ高いのを買うべきなんだ。 
俺、頑張って稼いでいるから、大丈夫だ。

バイクはここから 500km 彼方の大阪にある。

配送してもらうのが最も安くて早いんだが、
それじゃちっとも面白くないよなあ?
そんなことするくらいなら、
俺が大阪まで取りに行く方がいいよなあ?

あなたの愛車になるバイクを、俺が大阪で受領し、
責任もってあなたにお届けする。


こんなエモーショナルなツーリングの経験、
なかなかできないからなあ!


こうして大阪行きの旅が確定しました(笑  
あー楽しみだーー

車両確認。トリミルさん超親切。

購入と前後して、マグナ50の購入先である大阪・富田林のバイク店「トリトン&ミルコビッチ」さんと何度もメールや電話で連絡を交わしました。

トリトン&ミルコビッチ

すんげえファンキーな、ちょっと変わったバイク屋ですね(笑 

まず、明確な購入の意思を示した上で、販売サイトの写真だけでは判断できないキズやダメージが分かるように、デジカメで詳細かつ高解像度な写真を撮って欲しいとお願いしました。 担当であるトリミルの山中さんが、すんげえ丁寧に対応してくれました。 「サビやキズなど、主にダメな部分の写真を見たい」 と依頼したんですが、その通りに写真を撮ってグーグルフォトで共有してくれました。

そのスクリーンショット ↓

トリミルさんが共有してくれた、Googleフォトのアルバム

このように詳細な写真を撮ってもらい、グーグルフォトにアルバムを作って、そのアルバムを私に共有してもらいました。 便利ですねこれ。

ダメージ写真いくつか抜粋。 クリックで大き目の画像が出ます。

ステアリングステム周辺 この梨地はよくサビるんだよな
リアショック基部 赤サビ
クランクケース アルミの腐食
フロントフォーク アルミの腐食

ところどころサビやキズはありますね。特にアルミの腐食は、いくら保管状態が良くても避けられないものなんでしょうかね~

でも大きなダメージはなさそうだし、エンジンの調子も問題ないという話でした。

走行距離も減算されたりしておらず、車両の状態やタイヤの製造年から判断しても、ウソごまかしはなく 319km の車体であることは間違いないと太鼓判を押してくれました。

 うん。 買わない理由はない。

ここまで確認したら、お金を振り込んで成約となりました。これで最終確定!



それにしても山中さん、すべてに親切に対応してくれて、嬉しいなあ。 ついでにもうひとつ、トリミルさんの親切エピソードを話します。 

上記で出てきたグーバイクのスクリーンショットは最初、撮り忘れてしまっていたんですよ。 購入後は当然、販売ページは削除されてしまいます。 「あ! 記念に販売ページのスクショ撮っておけば良かった!」 と思った頃には、もう削除されてしまっていました。

そこでトリミルさんにメールを出し、「販売ページのバックアップデータなどはないか、あれば頂けないか」 と聞いてみたのです。そしたら山中さんが、ほんの数時間だけ販売ページを WEB上に復活させてくれたのです。その間に私は、ページを保存し、画像のスクリーンショットなどを撮ることができました。

おかげでいい記念になりました。 山中さん、およびトリミルさんに感謝です。


ネットで中古車を買うなら、詳細写真を依頼しよう。

このように、主にダメージがある部分を中心に詳細写真を送ってもらったわけですが、実は半年前にVツインマグナを買ったときにも、同じことをバイク屋さんにやってもらっています。

他のお店ですが、その時はダメージ状態について私が詳しく質問したら、向こうから詳細写真を撮ってグーグルフォトで共有してくれました。 あとでクレームが来たりしないよう、キズやサビなどダメージの状態を詳細に伝えて、納得してから購入してもらおうという意図だと思います。 今回のマグナ50と同じく、遠方の店だったものでね。

↓ これがその時のグーグルフォト画面のスクリーンショットです。購入しようとしていたVツインマグナの、主にキズやサビ部分について詳細に写真が撮られています。 購入前にこれを見れるのは非常に助かりますねえ。

Vツインマグナの時のダメージ説明写真

これ、超重要だと思いました。 ネットで中古車を買う場合、現地まで車両を見に行けないことも多いからです。

どのバイク屋さんでも対応してくれるかは分かりませんが、お願いしてみる価値はあると思います。

っていうか、するべきです。 「よほどひどいことがない限り、購入するつもりなので、悪い部分を見せて下さい」 と言えばいいと思います。 

だって販売ページには、大きなキズや凹みは載っているものの、細かいダメージっていちいち載ってないじゃないですか。実際に私のVツインマグナも、販売ページでは見えないダメージがたくさん分かったので、納得して買うことが出来ました。 今後中古バイクを買う時は、必ずこれをやろうと思います。

後述しますが、納車に向けた整備作業も、詳細に写真で記録を残してもらうようお願いしました。バイク屋さんにプレッシャーをかける意図はありません。 全作業について曖昧にせず、これはやった、これはやっていない、というのを明確にしたいだけです。 

例えば、「キャブオーバーホールって、キャブの分解清掃までやるんですか? それとも、キャブクリーナーを吹くとかですか?」 みたいに聞いてもいいんじゃないでしょうか。 分解清掃まではしてくれない場合、納車後に吸気系がおかしそうなトラブルがあったらキャブを疑う、のようにトラブル箇所の推測もしやすくなると思うんですよね。

やってないことは、納車後に手間とお金をかけてこちら側でやればいい。 あるいは、納車までにここまではやってくれ、とちゃんと依頼して、その記録を残してもらえばいい。 

私は今回やらなかったけど、なんならエンジン始動~アイドリングの動画とかも撮ってもらえばいいんじゃないでしょうかね。 デジカメでもケータイでもいいですよね。サッと動画撮って、グーグルフォトのようなインターネットサービスで、無料で共有。 そういうことが簡単にできる時代になって、とっても良いですね(^^)

なんせ中古バイクなので、それまでどんな乗り方をされていたのかわかりません。遠方のバイク屋の場合、車両の状態を確認しに行くのも難しいです。 だから写真や動画、コトバのやりとりで、あらゆることを明確にして、車両の状態を把握するのが良いと思います。 

問題なければ買うよ、買いたいんだよ、という前のめりの姿勢をしっかり伝えれば、バイク屋さんちゃんと対応してくれるんじゃないかな。トリミルさんはすごく良く対応してくれましたよ。

製造年判明。だって年齢知りたいじゃないですか。

この時点で、年式・製造年は不明でした。しかし、私はどうしても製造年を知りたかったんですね。バイクの年齢を知りたいということです。

そこで、車体番号から調べられないかトリミルさんに相談したんです。 そしたらご親切なことに、山中さんがホンダに問い合わせてくれました。 

厚かましいついでに、私のVツインマグナの車体番号を伝えて、こちらも製造年を調べてもらうよう依頼しました(笑  半年前に購入した私のVツインの方も、年式・製造年が不明だったのです。「マグナ・S」で「ベージュメタリック」だから、おそらく97年製造だろうとは思っていたのですが、はっきりと確認したかったのです。 このVツインの方はトリミルさんで購入したわけでもないのに、山中さんは快く引き受けてくれましたよ(笑

ホンダからの回答が来て、結果、

今回購入する奥さん用マグナ50 
1995年式 1997年09月製造

おれのVツインマグナ
1996年式 1997年11月製造

やった! 確定! 嬉しい~(^^)

2台のマグナはどちらも 97年製造、つまり同い年だということが分かりました。おお、なんてステキな偶然だ。 そして実は、私と奥さんも、同い年なんです。

 同い年の俺たちが、同い年の2台のマグナで旅をする。
 非常にエモーショナルじゃないかおかあさん (゚∀゚)


山中さん、本当にありがとうございました。 超嬉しかったです(^^)

ボアアップ。フィフティはセブンティファイブに進化。

うちの奥さん、小型自動二輪免許を持っているんですよね。つまり免許としては、原付2種のバイクに乗ることができるわけです。

原付二種とは?免許の取り方と取得までにかかる時間|教えて!おとなの自動車保険
原付二種とは?免許の取り方と取得までにかかる時間についてのページです。原付二種は、原付一種と同様の扱いやすさを備えながらも原付一種のような制約がなく、高い利便性を発揮する乗り物です。ここでは、原付二種と原付一種との違いやメリット、免許の取得方法や取得にかかる時間などを解説します。

原付1種のままだと、速度制限が 30km だったり、二段階右折が必要だったり、面倒じゃないですか。 しかも、Vツインマグナと一緒にツーリングしようと思ったら、50㏄ではあまりにも非力と思われます。

ということで、ボアアップしてもらうことにしました。
トリミルさんのおすすめはキタコの 75cc キットです。 ↓ これ

キタコ ライトボアUPキット(50-75)12Vモンキー 212-1123480 HD店

価格:10,113円
(2020/11/26 19:01時点)
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もっと大きな排気量、例えば 88cc などにすることもできますが、マグナ50の場合、75cc 程度の方が車体とエンジンパワーのバランスが良いため、扱いやすく、かつ耐久性も期待できるという話でした。 なるほど。 長く乗るつもりだから耐久性は重要ね。 ではそれでお願いします。

トリミルさん撮影。ボアアップ作戦進行中

ただし、後になってから分かったのですが、どうやらこのキタコのキットは 銀色シリンダ の同商品もあるんですね?  ↓ これ

キタコ 75cc LIGHT ボアアップKIT モンキー/ゴリラ 212-1123481 JP店

価格:10,113円
(2020/11/26 19:22時点)
感想(0件)

今回は完全おまかせにしてしまって、になっていたのですが、うーん、外観的に銀色の方が良かったかも!  だって車体色が銀色のマグナ50を購入したのですからね。やっぱり銀系のパーツが似合う気がします。

どうやら商品コードが、

212-1123480 黒
212-1123481 銀

であるように見えます。 最後の数字1つの違い(笑

やっぱあらかじめ自分で調べないとダメですね~(^^;) ボアアップキット組付けとか言ったらほら、私みたいな超機械オンチは、即座に完全におまかせモードになってしまうわけですよ(笑

もしこの時、何か選択肢はあるのか? とか、見た目はどんな感じになるのか? とか聞いていれば、もしかして銀色を選べたのかも知れません。 ご自身で選ぶ時は、黒か銀色、ちょっと気にしてみて下さいませ。

あと、キタコこのこの商品には、

適合車種A
適合車種B/C

の2種類があるので、間違えないようにしないといけないですね。
マグナ50は B/C の方です。




さて、ボアアップに伴って最高速度も上げたいところです。 私のVツインと2台でツーリングすることを想定しているので、原付のリミッタが効いてしまう 60km/h が最高速度では、ちょっとキツい。

そのためにはまず、リミッタを解除せねばなりません。
リミッタについて詳しくは以下のリンクに。

バイクのリミッターカットとは?車検に通る? | バイクライフをより楽しくさせる! グーバイクマガジン
日本の公道では、最高速度が法律で決められています。一般道なら最高でも時速60km、高速道路でも基本は時速80kmです。そのため、日本で販売されているバイクや車には、速度が出過ぎないように速度制御装置(リミッター)が装着されていることがほとんどです。カスタムをするとき、リミッターを外しても良いのか、ご紹介しましょう。

原付なので、60km/h 以上出ないようにリミッタが効いてしまっています。これを解除するためには、CDIの交換が必要です。

トリミルさんにおまかせで選んでもらったのが、これ ↓ です。

ポッシュ POSH レーシングCDIスーパーバトル マグナ50 270068 HD店

価格:6,322円
(2020/11/26 18:55時点)
感想(0件)

ポッシュのCDIユニット。入荷に時間かかった
シート下にタイラップで固定

CDIという装置によってスパークプラグの点火タイミングが制御されているわけですが、原付の場合、純正のCDIは 60km/h 以上の速度が出ないような点火タイミングに調整しちゃうわけですよね。 そこで社外品のCDIに替えて、60km/h の制限がかからないようにするということですね。

CDIについて詳しくは以下のリンクで。

バイクのリミッターカットとは?車検に通る? | バイクライフをより楽しくさせる! グーバイクマガジン
日本の公道では、最高速度が法律で決められています。一般道なら最高でも時速60km、高速道路でも基本は時速80kmです。そのため、日本で販売されているバイクや車には、速度が出過ぎないように速度制御装置(リミッター)が装着されていることがほとんどです。カスタムをするとき、リミッターを外しても良いのか、ご紹介しましょう。


しかしトリミルさんによると、CDIだけでは不十分だとのこと。 ギア比の関係で、たとえボアアップした後でも、 60km/h 前後の最高速度はあまり変わらないという話でした。ボアアップによって上がったエンジンパワーは、加速には使えるけど、そのままのギア比では最高速度を伸ばす力にはなってくれないということですね。

↓ ギア比に関して詳しくはこちら。

Webikeプラス | バイク、二輪、モーターサイクル、オートバイ情報やニュースを毎日更新
Webikeプラスは、オートバイ情報、二輪情報、バイク情報、モーターサイクル情報およびニュースを毎日お届けします。ニューモデル、新型車、旧車、絶版車、カスタム車まで幅広くご紹介。また、ヘルメットやマフラーなどバイク用品やカスタムパーツの情報や詳細レビューも掲載します。


そこで、ドライブ(フロント)側のスプロケ丁数を1丁増やしたものに交換してハイギア化することになりました。 これで高速重視型になる、つまり最高速度が上がるわけですね。そのぶん加速は悪くなるはずですが、そこは排気量アップによって補えるはず、ということになりますでしょかね。

↓ トリミルさん撮影。スプロケ交換作戦進行中。

ドライブスプロケを交換後の様子


こうして非力なマグナ50 が、

  • 50 → 75cc のボアアップによるエンジンパワーの増加
  • CDI交換による 60km/h リミッタの解除
  • ドライブ(フロント)スプロケ交換による最高速度重視のギア比設定

という状態になったわけですね。 これで、よりツーリングに使いやすくなるはず。

しかしCDIがメーカ在庫欠品で、入荷するまでに1ヵ月近くかかりました。9月の終わりに購入して、納車は11月中旬になりました。首を長くして待ちましたよ(笑

最終乗り出し価格。いい値段。

これら全ての作業と部品で、支払総額は以下のようになりました。

車両本体価格    369,000円
整備代        20,000円
送料         17,000円
自賠責保険料3年   10,790円

キタコ 75ccキット10,780円
組付け工賃      35,000円

ハイギヤ組付け     4,000円
社外CDI組付け   10,000円
———————————————-
合計金額      476,570円

うはーーー 高ーーーーーーーー(笑

でもまあ、いいんです。車両は極上の玉だし、しっかり整備してもらえるし、ツーリングに使うという用途を考えるとボアアップやハイギヤ化はどのみち必須ですからね。決して不当に高いわけではないです。正しく高い金額です。これで良い。

自分でボアアップ作業ができるくらい、バイクをいじる能力が私にあればね、もうちょっと安くできるのでしょうけどね。 でも正直に言いますが私、機械いじりは超苦手です。 モノをバラすと、ネジが余ったり足りなくなったりする人です。 ちょっとしたことくらいなら自分でやろうと思ってはいますが、エンジンやキャブなど重要部品に関わることは、素直にお金を払ってプロにお願いすることにしています。 私の能力を考えれば、これが正しい。

ちなみに上記には配送料 17,000円が入ってしまっていますが、私自身が大阪まで車両を取りに行ったので、車両引き渡し当日に返金してもらえました。 その結果、支払額は少し減っておよそ 460,000円くらいになったということですね。

徹底的に整備をしてくれたトリミルさま。その記録。

ボアアップなどの内容が決まり、お金も振り込み、あとはCDIの入荷を待って組付け・整備作業するだけという段階になりました。 ここでひとつ、またバイク屋さんに無理なお願いをしてみました。

 ひとつひとつの作業工程を、詳細に写真に撮っておいて頂けませんか・・・?

いやあ、ほんと面倒くさいこと頼んじゃって、すみませんトリミルさん! マグナ50の何をどうしたのかはやっぱり知りたいし、ほら、このブログのネタにもなるわけですよ(笑  だから、全工程の記録が欲しかったのです。

これも山中さんは快諾して下さいましてね。 各工程ですんげえ詳細に写真を撮ってくれました。

 ↓ その写真の一部を抜粋  クリックで大き目の画像出ます。

スプロケ交換のためジェネレータカバーを開けたところ
キャブがひどいことになっていた。OHしてもらう
フロントフォークを取り外したところ
フォークオイル交換、シール交換など


かつ、その写真を使って、整備作業内容を説明する動画まで作ってくれた!!

トリミルさんが作ってくれた、整備説明動画!!

うわー ほんとに分かりやすい
超ありがとうございますトリミルさん (゚∀゚)

動画を見ると分かりますが、たかだか 300km しか走っていない車体でも、キャブの中身なんかはボロボロになるものですね。 そりゃそうか。 古いガソリンが腐って固着したりしているわけですよね。


キャブもきっちり分解清掃、フロントフォークも分解清掃OH、チェーンも新品、バッテリも新品。 ブレーキフルードもブレーキパッドも交換です。 エンジンに関しては、ボアアップキット組付けをやっているので、腰上OH相当のことをやった、ということになりますでしょうかね??

最後の仕上げ。シーシーバーとスマホホルダ。

さらに、シーシーバースマホホルダを取り付けてもらうことになりました。

これはですね、私が大阪まで電車でおもむき、マグナを受領し、数日かけてツーリングしながら 500km 離れた自宅に戻るという旅を予定しているため、どうしても必要な装備だと私が思ったからです。

今回はキャンプ泊ではないので、テントなどのキャンプ装備は必要ありません。それでも数日かかるツーリングになるので、着替えがどうしても必要です。 雨が降る可能性を考えればカッパも必要です(実際ドカ降りに遭った笑)。 あと、サンダルとかね。 重いブーツを履きっぱなしだとつらいですからね。宿に着いて例えば夕ご飯に外出する時は、サンダルで行きたい(笑

あと、私の場合、一眼レフカメラはどうしても持って行きたいんですよ。ブログに載せる写真を撮りたいからです。コンデジだけでは、そこそこちゃんとした写真を撮れる自信がない。 さらに、スマホ充電器、モバイルバッテリ、ちょっとした薬など救急セット、歯ブラシ、タオル・・・・

とか考えると、それなりにデカい荷物になってしまうのですね。日帰りツーリングに使うような小さいバッグ程度では足りません。 大き目のリュック+カメラバッグ+α くらいは必要です。

結局、こんなになってしまいました・・・・

全装備。 荷物多すぎですか(笑

写真左のヘルメットは、帰りはかぶることになるのでバイクに積む必要はありません。 右のオレンジのバッグは、ジャケットとブーツが入っています。こちらも身に着けるので、積む必要はありません。

ということで、主に、中央に写っている大き目のバッグ、および黒いカメラバッグを、バイクに積む必要があると判断しました。

となると、ノーマルのマグナ50じゃ絶対に積めない・・・・

このバイクは乗車定員1名ですから、タンデムシートはありません。ちょっとだけスペースはあるけれど、ひっかけるものも何もないので、荷物をくくりつけられません。 純正のキャリアはもはや売っておらず、たまにオークションなどで高値で見かけるだけです。

しかし、なぜかマグナ50用のシーシーバーは今でも新品で手に入る。 検索すると、たくさん出てきますね。

そして奥さんも私も、いわゆるキャリアよりも、シーシーバーの方が見た目がカッコイイ、と思ってたんですね。 ならば、新品のシーシーバーを装着し、荷物はそこにくくりつければいいじゃないか。

ということでトリミルさんに相談しました。 結果、私が楽天市場でシーシーバーを購入し、送付先をトリミルさんにする。そして納車までの間にトリミルさんの方で取り付けをしてもらうことになりました。 ↓ これ。

シーシーバー パッド付 70cm ホンダ マグナ50 MAGNA FIFTY

価格:12,870円
(2020/11/26 18:44時点)
感想(3件)



もうひとつ、スマホホルダですね。私は普段のバイク旅で、地図本=昭文社のツーリングマップルと、スマホのナビを併用します。 特に今回は、土地勘の全くない大阪や奈良を走ることになるので、スマホのナビは必須だと思いました。ということで、スマホホルダをネットで買い、送付先をトリミルさんにしました。 これ ↓

ニコマク NikoMaku バイク 自転車兼用 スマホホルダー 固定力抜群 アルミ製 オートバイ 360度回転 ハンドルに取り付け

価格:4,130円
(2020/11/26 18:50時点)
感想(0件)


ちなみに、このシーシーバーとスマホホルダの取り付けは、工賃無料でやって頂けました。全体の作業から見ると大きな工数ではないので、オマケしてくれたのですね。 トリミルさん、超ありがとうございます(^^)

※当たり前ですが、いつでもこのような工賃無料サービスが受けられるわけではないので、ご注意ください。今回はたまたま全体の支払い金額が大きく、かつ整備内容もボアアップキット組付けなどそこそこ大きな規模になったので、比較的軽微な取り付け部分だけをオマケしてもらえたのだと思います。念のため。


こうして全ての準備が整い、ようやく納車可能の連絡が来ました。 最初にこの車両を発見してから1ヵ月半くらい経っていました。

よし、行くぞ。
大阪へ。
おかあさんのマグナを受け取りに。

やっと会えるね・・・・フィフティちゃん・・・・・


まとめ。

今回は以上になります。 以下、内容のまとめです。

  • 昔マグナ50を欲しいと思っていたおかあさん
  • 23年ぶりにVツインマグナに回帰したおれ
  • 二人で2台のマグナを連ねて旅をしよう、と巧みに誘惑
  • 中古車を探したら、走行距離 300km という極上の玉を発見!
  • 高かったけど即断、購入
  • ネットで中古車買う時は、写真などで状態を徹底把握!
  • ボアアップなどによるパワーアップ
  • 細やかな整備、親切な対応のトリトン&ミルコビッチ
  • 納車準備完了。さあ大阪へ行く時が来た


次回予告。いよいよ大阪へ。

次回は、

  1. 大阪へ新幹線で行く
  2. マグナ50とご対面。カワイイ
  3. 我が家に向けて、帰還の旅を開始
  4. 1泊目の土地、高野山へ
  5. 高野山のステキな宿。そしてライトアップされた寺院

おおよそこんな感じになる予定です。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます(^^)
おかあさんも、おかあさんのマグナフィフティちゃんも、嬉しいそうです(^^)

よろしければ次回も読んでやって下さい。
数回に渡って、自宅へ帰還するまでの旅の行程をアップして行きます。

ではまた次回。

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